しめじ80%

わたしがわたしになるまで

彼女と、寝だめ

一週間、張り詰めていた。

梅雨のせいもあるのかもしれない。

 

張り切りすぎた彼女はいつもより1時間早く起きて、学校の前のスターバックスで何かをしてすごす事に決めた。

 

学校での休み時間は、他の受講生とのコミュニケーションが少なからずあって気が散ってしまい簡単な読書ですら進まないことが多くなってきたからだ。

 

それに彼女はやりたいことが多く、

読書もしたいし、簿記の勉強もしたい、韓国語もやりたい、授業の予習や復習もしたい。英単語もやりたい。

でも時間は足りないし、家にいたらダラダラYouTubeみていたい。

 

そう思って、朝の1時間を自己投資に使った結果、急な睡眠時間の短縮に身体がついていけなくなり、金曜日には朝起きるのがつらくなり、今日に至っては夕方になっても起き上がらない。

 

彼女は張り切りすぎた。

彼女はまだ、寝ている。

彼女と韓国語

彼女は韓国語がうまくなりたいのだそうだ。

 

大好きなBTSの歌や話すことを翻訳なしにそのまんまの言葉で聞き取ることをしたいのだという。

 

万が一、直接話ができるようなチャンスに恵まれたときに、緊張しても出てくる言葉か韓国語でありたいのだという。

 

そこからさらに欲を出して

韓国で居住するのに差し支えないほどの語学力が欲しいとまで望んでいるときた。

 

そうして、彼女の韓国語学習への旅が始まった。