しめじ80%

わたしがわたしになるまで

彼女と、はるまくん

 

はるまくんが、亡くなった。

午後の速報がそう知らせた。

 

彼女は驚いて、そのまましばらくTwitterのタイムラインでながれる続報やメンションを眺めていた。

 

信じられない。

まだそんな気持ちでいる。

 

彼女は、同世代で活躍する彼を尊敬していたし、何より彼はいつもとても輝いて見えたからだ。

 

そのニュースはとても彼女を哀しくさせたし、そんなに哀しいのにお腹が空いている自分自身にも腹が立っていた。

きっと、数日したらこの悲しみも少しずつ薄らいでいくのだろう。

 

はるまくんを追悼するにはまだ気持ちの整理がつかない彼女であったが、

 

沢山の人の幸せの源となっていたはるまくんに幸せが沢山あった人生だったらいいなと、祈ることにした。